「博物館学軸」による分類は、既存の美術館・博物館でマンガ展が企画されることを想定し、そこに所属する学芸員らになじみがあると思われる、いわゆる博物館学において提示されてきた展示手法の分類です。
壁に沿って固定されており、大型資料に適した展示
モニター等を使用して上映し、展示内容を補完する展示
作品内の状況を再現した展示
実演やパフォーマンスなど、人が介在する展示。
壁面など大きな面積を使用した映像で、空間の雰囲気をつくることができる展示。
迫力を出したり、空間を仕切るのにパネルを使用する展示。
作家が直接描いた作品の展示。
一次資料をつかった展示。
作品内に描かれたものを、実物として再現させた展示。
同種や同系の資料を多数集合させて、量的にみせる展示。
展示やコーナーのコンセプトをシンボリックに表現した展示。
作家が実際に使用した机や書斎を置き、仕事の様子を表現した展示。
視覚情報に偏りがちな展覧会で、触ったり操作したりできる展示
展示絵画等を壁面に隙間なく展示する手法で、20世紀頃まで美術館で一般的だった展示。
布やバナーで空間を仕切る展示。
写真や解説パネルなど、一次資料(実物)の情報を補完するための展示。
映像を壁面などに投影するタイプの展示。
作品(内に描かれたもの)のモデルになった現物の展示。
パネル等を使って十字に空間を区切り、4つの空間を生み出す展示。
パネル等を使ってT字で空間を区切り、3つの空間を生み出す展示。
展示台等を複数積み上げる枠(付きケース)で、ジャングルジムのように盾にも横にも拡張できる展示。
ガラスの貼られたケースを上からのぞき込んでみる、平面資料に適した展示。
展示に高さを出しつつ、ガラス越しの鑑賞を避け、モノを直接みせるのに適した展示。
ガラスの貼られた(多くの場合)4方向からみることができ、立体物に適した展示。